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東日本大震災復興支援「第3回酒の座in名古屋」2019 4/6〜4/7

イベント,復興支援,未分類

〜地域の力、日本本来の力とは何か…東北復興の地から考える〜

<なぜ酒の座を行うのか(酒の座とは何か)>

いま、地域社会は人々の連携・連帯の輪が断ち切れ、生活と暮らしにも生きづらさを抱え、どうしたらよいのかと、多くの地域や人々が悩んでいるというのが現状ではないでしょうか。本催事の主催者=一般社団法人日本社会連帯機構は、協同労働の協同組合であるワーカーズコープが母体となって設立されました。「連帯の力で築こう人の絆、地域の活力」を合言葉に、これまで14年間、活動を展開してきました。

2016年11月に東京・銀座(紙パルプ会館)で産声をあげた【第1回酒の陣in銀座】を、2017年10月の大阪・淀屋橋(大阪ガス本社ビル)で開催された【第2回酒の座in大阪】では【酒の座】と改め(「にいがた酒の陣」に敬意を表して)、道半ばの東日本大震災復興に向けた支援の輪・環・和の想いを、名古屋の地(中京圏)でも継ぐべく、2019年4月6〜7日に【第3回酒の座in名古屋】を執り行うものです。

【酒の座】とは、東日本大震災で被災しつつも、ひたむきに酒造りと向き合い、地域の復興・再生に取り組む被災3県(岩手・宮城・福島)の酒蔵とその所在地に、エールを送るプロジェクト。古くから地域コミュニティの中核(拠点)を担ってきた酒蔵、水や米を育む自然と生物(発酵)の力を活かしきる職人(農家・杜氏など)の技から生み出される銘酒、そんな地域風土で培われた特産品(酒の肴も)や伝統工芸などを紹介・販売します。

酒蔵が先祖代々、地域にあって果たしてきた役割は「地域の要」となり、地域での食文化を創り出し、人々の交流やコミュニティーを醸成する機会を生み出すという、実に貴重なものです。地域に根ざした酒蔵自慢の美酒を味わいながら、酒蔵の果たしてきた役割を見つめ直し、いま一度、地域の再生につながる原点を探る場としたいと存じます。

なお、日本社会連帯機構では大震災発生後、今回も参加されている宮城県大崎市にて現地の皆様と、2つのキネン(交流記念&復興祈念)を目的とした「継続は力なり」の方針で連携・連帯し、酒の原料米の田植え〜稲刈りを含めた酒造りに挑戦してきました。

今回、白鳥(しろとり)庭園で初開催する【第3回酒の座in名古屋】のポイントは、東北地方が関東以西ではあまり身近でない傾向、酒蔵を育んだ風土をもっと知りたいという希望を踏まえ、酒蔵だけでなく、地域PR・特産販促を行うパートナーが二人三脚でチームとなって参加すること。「まるごと地域」を知っていただくことで、東海地方では流通し難い珍しい銘酒をより美味しく楽しめます。又、被災地の支援やこだわりの商品づくりに熱心な、名古屋などの店舗・団体も参加し、場を盛り上げます。

催事は、主に3会場(酒の座マルシェ/酒の座学/酒の座茶会)に分かれます。①酒の飲み比べや②酒類・特産品(酒の肴を含む)の販売、③酒蔵や酒を育む風土等の紹介を行う「酒の座マルシェ」、④被災地の現状報告をはじめ、⑤地酒を軸に風土や発酵、生物多様性等を考える記念講演会やシンポジウム、トークショーを行う「酒の座学」、さらに茶室のある白鳥庭園ならではの新たな試みとして、⑥被災地の銘酒、酒の肴・茶菓子を味わいつつ、⑦歴史ある茶事を解説付きで愉しむ「酒の座茶会」です。

こうして、誰もがお手軽・お気軽に参加できる「飲んで〜知って〜買って応援」の場をカタチにします。なお、トークショーでは、開催地:名古屋市を代表して河村たかし市長、また被災地を代表して陸前高田市の戸羽太市長の2人が、特別ゲストとしてご登壇いただき、有意義かつ愉快な意見交換を繰り広げていただく方針です。

 

<なぜ白鳥庭園で行うのか(会場にこだわる理由とは)>

会場である「白鳥庭園」は、日本人の自然観をよく表している日本庭園で、多種多様な生物の住処を将来に残すべく、手間・暇がかかる無農薬の庭園づくりに徹底してこだわり、生き物調査まで実施するなど、生物多様性・環境保全に真摯に取り組んでいます。その弛みない姿勢は、無農薬の米作り、微生物や菌の働きを活かす酒造り、そして「酒蔵」発で勇気と元気を与える被災地の地域づくりとも重なって映ることから、【酒の座】の名古屋会場を白鳥庭園と致しました。

また、隣接する名古屋学院大学では、2010(平成22)年5月より養蜂活動を展開しているほか、近隣の名古屋国際会議場でCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)が同年10月に開催された経緯もあり、白鳥エリア全体で人と自然との共存共栄をめざしていることも大きな魅力です。

そして、東日本大震災を契機に名古屋市が開始した行政“丸ごと支援”が縁で、今回出店される酔仙酒造㈱の所在地:岩手県陸前高田市と名古屋市が2014(平成26)年10月に友好都市協定を締結、文化や観光、産業など様々な分野で末永い交流を宣言されたことも特筆に値します。歴史を遡れば、1959(昭和34)年、東日本大震災と同様、自然災害である伊勢湾台風により、名古屋市が甚大な被害に遭われたことを鑑みると、浅からぬご縁を感じます。

折よく、白鳥庭園で長らく愛され、継続して催されてきた観桜会(ファーム・エイド名古屋)とも連携、桜・茶・酒・伝統工芸(福よせ雛・有松絞りなど)の「和の世界」を演出します。

被災3県と名古屋を結ぶ【酒の座in名古屋】というフィルターを通して、自然環境と酒造りの関わりや酒への想い・こだわり、郷土愛などとともに、広く知られていない様々な趣き・品格を併せ持つ白鳥庭園の魅力を存分に感じ取っていただければ幸いです。

なお、一連の背景を踏まえ、この度の現地実行委員会委員長には、白鳥庭園管理事務所の川島大次所長に就任していただきました。